売上を安定させる!年間収益プランを立てる方法|ミライサロン

売上を安定させる!年間収益プランを立てる方法

「先月はよかったけど、今月は予約が少なくて不安…」
「収入に波があって、将来が見えにくい…」

そんな悩みを感じているセラピストさんは、少なくないと思います。特にフリーランスや業務委託で働く方にとって、「毎月の売上が安定しない」というのは、常に付きまとう課題です。

私自身も、サロン勤務時代からフリーになってしばらくは「来月どうなるかわからない」という不安の中で働いていました。でもあるとき、「年間単位で収益の計画を立てること」で、ようやく気持ちに余裕が生まれ、戦略的に売上をコントロールできるようになりました。

この記事では、年間の収益プランを立てて売上を安定させたいセラピストのために、実践的な考え方や具体的なステップをご紹介します。

目次

収入を安定させるには、年間の売上計画が必要!

多くのセラピストは「目の前の予約」「今月の売上」に意識が集中しがちですが、それだけでは安定した収益を築くのは難しいのが現実です。

「来月も同じくらい稼げる保証はない」
「急に予約が減ったとき、どう動いていいかわからない」

そんな状態から脱するには、“年間スパン”で計画を立て、月ごとの売上を調整しながら働くことが必要です。

特に、閑散期の落ち込みを予測して先手を打つことができれば、精神的にも経済的にも安定した働き方につながります。

なぜ売上が不安定になりやすいのか?

まずは、セラピストの売上が不安定になってしまう原因を理解しましょう。ここを押さえておくことで、対策の方向性が見えてきます。

繁忙期と閑散期で収入の波が大きい

たとえば、年末年始・連休前・夏の疲れが出る8月などは予約が集中しやすく、逆に1月中旬や梅雨時期、長期連休後などは閑散としがちです。

これを把握せずに毎月同じような目標設定で動いていると、売上の落ち込みに振り回されてしまいます。

リピーターの定着率にバラつきがある

「常連のお客様が来てくれると安定するけど、急に来なくなることもある…」

そうなると、一気に予約が空いてしまい、焦って新規集客に追われる…という悪循環に。

リピーターの動きも年間である程度予測しておくことが必要です。

目標設定がなく、その場の売上に依存している

「今月はよく頑張った!」と感じても、それが次の月にどうつながるかが見えていないと、気づけば“またゼロからのスタート”。

目標や指標がないままだと、気持ちも行動もブレやすく、収入の安定とはほど遠い働き方になってしまいます。

年間売上計画を立てるステップ

では、どうすれば計画的に売上をつくっていけるのでしょうか?ここでは、実際に私が実践して効果のあった「年間売上計画の立て方」をご紹介します。

目標売上を設定し、月ごとの目標を決める

まずは、ざっくりでいいので「1年間でどれくらいの売上を達成したいか」を決めます。

例:年間売上目標 400万円
→ 月平均:33万円前後

ここで大事なのは「毎月同じ金額」にするのではなく、繁忙期・閑散期を考慮して“月ごとの波”をつくっておくことです。

例:
1月:25万(閑散期)
3月:35万(需要増)
8月:38万(夏疲れ対応)
12月:45万(繁忙期)…など

こうすることで、気持ちにも余裕ができ、「今月はこのくらいでOK」「来月はここを伸ばそう」と冷静に判断できるようになります。

繁忙期・閑散期ごとの施策を用意する

売上の差を減らすためには、閑散期に“打ち手”を持っていることが大切です。

  • 閑散期には→キャンペーン、回数券販売、特別オプション
  • 繁忙期には→高単価メニュー・限定コース・先行予約特典

繁忙期の売上で余裕を持たせ、閑散期に向けて仕組みを整えておけば、年間を通して大きなブレなく収益を安定させられます。

新規集客とリピーター確保のバランスを考える

年間を通じて「新規:リピート」のバランスを意識しておくと、売上に振り回されにくくなります。

目安:

  • 新規率30%前後
  • リピート率70%を目標に

新規ばかりを追いすぎず、リピート対策にも力を入れることで、“安定した収入のベース”を築くことができます。

売上を安定させるためにやるべきこと

計画を立てたら、次は“継続して運用する仕組み”が大切です。以下の3つを日々意識することで、着実に売上の安定へと近づいていきます。

毎月の収益管理を行い、対策を打つ

  • 月末に「今月の売上はいくらだったか」
  • 「目標との差はどれくらいか」
  • 「何がよかったか、改善点は何か」

を振り返る習慣を持ちましょう。

エクセルやノートで構いません。数字を“見える化”することで、翌月以降の行動が変わります。

リピーターが増える仕組み(回数券・定額制)を強化する

特に閑散期に効いてくるのが「回数券」や「サブスクプラン」です。先に収益が確保できることで、月初から安心感が生まれ、落ち着いて接客に集中できます。

  • 月額制プラン
  • 3回券・5回券
  • リピーター限定特典

などを上手に組み込むことで、収益の土台が安定します。

予約枠を最適化し、無駄な時間を減らす

「スカスカのスケジュール」や「予約の抜け時間」は、売上にも体力にもロスになります。

  • 午前ブロック/午後ブロックで予約枠を固める
  • 連続施術→しっかり休憩→連続施術、のリズムをつくる

このようにスケジュールを整えるだけで、同じ件数でも効率よく売上を上げられるようになります。

年間計画を立てることで、安定した収益が確保できる!

セラピストの働き方は自由度が高い反面、「自分で設計しないと不安定になりやすい」という側面もあります。

だからこそ、“年間スパン”で売上の流れを見通し、計画的に施策を打っていくことが、収入の安定につながります。

  • 今月がダメだったから不安になる
  • 来月はどうなるかわからないから焦る

そんな働き方から抜け出して、「今年はこう動く」「来月はここを伸ばす」と主体的に動けるようになると、働くことがもっと楽しくなってきます。

今後もこのブログでは、リラクゼーションセラピストが「長く、安心して続けられる働き方」を実現するためのヒントをお届けしていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。あなたの技術と想いが、計画的な行動と結びつき、安定した収入と充実した日々につながりますように。

皐月 未来
私自身、フリーに転向したばかりの頃は「来月どうしよう…」と常に不安と隣り合わせでした。でも、年間単位で計画を立てるようになってからは、気持ちにも時間にも余裕が生まれ、仕事の幅も広がったと感じています。数字は苦手でも、ざっくりでもいいから“設計図”を持つことが安定への第一歩。この記事が、そんなきっかけになれば嬉しいです。
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