繁忙期こそ最大のチャンス!売上を倍増させる戦略
「年末年始は忙しいけど、終わってみれば思ったより稼げていなかった…」「お客様が多くても、疲労感だけが残っている…」
そんなふうに、繁忙期をうまく活かせていないと感じているセラピストさんはいませんか?
実は、繁忙期はただ忙しくなる時期ではなく、“売上を大きく伸ばす絶好のチャンス”です。ちょっとした準備や工夫次第で、普段の月の1.5倍〜2倍の売上をつくることも十分に可能です。
私自身、何の戦略もなくバタバタと繁忙期を乗り切っていた頃は「ただ疲れるだけの時期」でしたが、計画的に動くようになってからは、「一年の売上を底上げできる大事なタイミング」に変わりました。
この記事では、セラピストが繁忙期を最大限に活用して売上を伸ばすための準備と実践テクニックを、現場経験を交えてご紹介していきます。
繁忙期は、売上を一気に伸ばせる最大のチャンス!
12月の年末や、3月・4月の新生活前後、ゴールデンウィークやお盆の連休――リラクゼーション業界にとって、こうした「疲れが溜まりやすい時期」は、自然と来店需要が高まるタイミングです。
この時期は「どうしても今受けたい」「この機会にメンテナンスしておきたい」と考えるお客様が多く、集客に困ることはあまりありません。
だからこそ、繁忙期には「とにかく数をこなす」だけではなく、「どう売上を最大化するか」「いかに効率よく稼ぐか」を意識することが、1年を通して収入を安定させるカギになるのです。
繁忙期に売上を最大化するための準備
繁忙期をただの「忙しい時期」で終わらせないためには、事前の準備が欠かせません。ここでは、売上を最大化するための3つの準備をご紹介します。
早めにスケジュールを組み、予約枠を調整する
繁忙期はあっという間に予約が埋まってしまいます。後からスケジュールを詰めようとしても、隙間ができたり、無理のある働き方になってしまうことも。
あらかじめ「この日は2名限定」「この日は3枠確保」など、自分の体力やリズムに合わせた予約枠を調整しておくと、効率よく売上を立てられます。
また、カレンダーをお客様に早めに共有し、先に枠を押さえてもらうことで、無駄のないスケジューリングが可能になります。
高単価メニューや特別プランを用意する
この時期ならではの「特別メニュー」を準備しておくと、普段は選ばれにくい高単価施術が売れやすくなります。
たとえば「年末疲労回復スペシャル90分コース」「新年度スタートメンテナンス120分コース」など、季節感と目的を明確に打ち出したメニューは、お客様の心に刺さりやすいです。
高単価メニューが増えることで、施術人数が変わらなくても売上はしっかり上がります。
既存のお客様に先行予約を案内する
「いつもご来店いただいている○○様へ、繁忙期の優先予約のご案内です」といった形で、常連様に先行予約を促すのもおすすめ。
早めにスケジュールが埋まれば安心ですし、「特別に案内してもらえた」というお客様の満足度も上がります。
結果として、信頼関係が深まり、来年以降の繁忙期にもリピートにつながっていきます。
繁忙期限定で売れる施策
続いて、実際に繁忙期に売上を伸ばすために効果的だった施策をご紹介します。忙しいからこそ、“売れる仕組み”を用意しておくことが大切です。
期間限定のスペシャルメニューを作る(例:年末疲れリセットコース)
限定感のあるメニューは、選ばれやすく、値上げも受け入れられやすくなります。
私が実際に導入して効果的だったのは、「年末疲れリセットコース90分8,800円(通常10,000円相当)」といった、通常メニューにオプションを加えてお得感を演出したもの。
限定アロマや、頭皮ケア、腸もみなどを組み合わせたメニューが人気で、12月の売上は通常月の1.7倍まで伸びました。
ギフト券を販売し、新規顧客を増やす
「年末のご褒美ギフト券」「母の日専用リラクゼーションギフト」など、ギフトとしての利用を打ち出すことで、既存のお客様を通じて新規来店を促すことができます。
金額固定タイプ(例:5,000円券)でもいいですし、「90分施術+アロマオプション付き」などコースタイプにすると、使われたときの満足度が高くリピートにもつながります。
ペア割引・家族割を導入し、客単価をUPさせる
「親子で一緒に」「カップルで一緒に」などのペア来店を促す仕組みを作ると、一度に2人分の売上が入るため効率的です。
私のサロンでは「ペア割で各500円引き」としていたのですが、「一緒に受けるとお得」という認識が広まり、普段よりも1.3倍の客単価を実現できました。
繁忙期の効率的な働き方
売上を伸ばしたいとはいえ、無理に詰め込みすぎると体力も気力も持ちません。だからこそ、体調を保ちながら“効率よく稼ぐ”ことを意識しましょう。
予約の間隔を適切に調整し、稼働率を最大化
施術と施術の間に必要以上の空白を空けると、稼働率が下がってしまいます。かといって詰めすぎると次第に疲れが溜まり、後半に失速する可能性も。
私のおすすめは「施術60分+15分休憩」で1セットにすること。この15分で記録、片付け、水分補給、少しのストレッチまでを済ませられるようにすると、1日を通して安定したパフォーマンスが出せます。
長時間労働を避け、体力を温存する
「1日8時間以上施術して、その後SNS更新…」という働き方を繁忙期に毎日続けるのは、正直おすすめできません。
稼働できる時間を絞ることで、予約の枠に“価値”が生まれ、売上も効率的になります。必要があれば「繁忙期特別料金」として、時間あたりの単価を少し上げても良いでしょう。
施術ごとに軽いストレッチや休息を入れ、疲労を軽減
繁忙期は疲れとの勝負でもあります。施術後に1分でもいいので、軽く肩や腕、背中を動かすだけで、翌日の体の負担がかなり変わります。
また、施術中の立ち位置や体重のかけ方を見直すことで、体への負担を減らす工夫も大切です。
繁忙期に売上を最大化すれば、年間の収益も安定する!
繁忙期は、一時的に予約が集中する“チャンスの塊”です。ここでしっかり売上を伸ばすことができれば、年間トータルの収入にも大きな違いが生まれます。
そしてもうひとつ重要なのは、「この時期に得た新規顧客やファンを、いかにリピーターにつなげるか」という視点です。繁忙期に好印象を持っていただければ、閑散期にも安定した予約につながります。
つまり、繁忙期は「売上を増やす時期」でありながら、「次の閑散期の備え」でもあるということ。
ぜひ、今回ご紹介した準備・施策・働き方を参考に、あなたのサロンでも“繁忙期を最大化”する戦略を取り入れてみてください。
今後もこのブログでは、セラピストが収入を安定させ、自分らしく働けるための実践的なヒントを発信していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。あなたの繁忙期が、収入アップの大きなチャンスになりますように。
