「施術後すぐに戻る…」ほぐし効果を長持ちさせる施術のコツ|ミライサロン

「施術後すぐに戻る…」ほぐし効果を長持ちさせる施術のコツ

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せっかく施術しても、すぐ元に戻ると言われたことはありませんか?

「昨日施術したばかりなのに、もう肩が重いって言われた…」
「“また戻っちゃった”って言われると、正直へこむ」
「自分の施術に自信が持てなくなる…」

そんなふうに感じたこと、ありませんか?

セラピストとして技術を磨いていても、「効果が長持ちしない」と言われると、どこをどう改善したらいいのか悩んでしまいますよね。

けれど、“ほぐし効果が戻ってしまう”のには、実は施術の問題だけではなく、さまざまな原因が関わっています。

今回は、お客様の満足度を上げるために「どうすれば施術の効果を長持ちさせられるのか?」をテーマに、施術の工夫やアドバイス方法をお伝えします。

リピートにつながるヒントとして、ぜひ参考にしてください。

ほぐし効果が持続しない理由

まずは、「なぜ効果が持続しないのか?」を整理してみましょう。
ここを理解することで、施術の改善ポイントが見えてきます。

一時的に筋肉をほぐしても、根本的なクセが改善されていない

筋肉を一時的に緩めることはできても、体の使い方や姿勢のクセが変わらない限り、またすぐに元に戻ってしまいます。

たとえば、

・デスクワークで常に猫背
・スマホを長時間見ている
・左右どちらかに重心が偏っている

こうした“クセ”が原因で、筋肉に負担がかかり続けていると、どれだけ上手にほぐしても、数日で元通りになってしまうのです。

施術後の生活習慣が変わらない

施術を受けた後、どのような生活を送っているかも、効果の持続には大きく関係しています。

・冷えたオフィスで長時間座りっぱなし
・寝不足が続いている
・ストレスが強く、常に体が緊張状態

こうした生活習慣の中では、せっかく整えた体もすぐに“元の状態”に戻ってしまいます。

血流が悪く、体が冷えやすい

冷えや血行不良は、ほぐしの効果を一気に下げる要因になります。

・手足がいつも冷たい
・汗をかきにくい
・むくみやすい

このような体質のお客様には、「筋肉のこり」だけでなく「全身の循環の悪さ」にもアプローチしていく必要があります。

効果を長持ちさせるための施術の工夫

では、実際に施術でどんなことを意識すると“持続性のある施術”になるのでしょうか?
現場ですぐに取り入れられる3つの工夫を紹介します。

筋膜リリースを取り入れて、深層からほぐす

表面的な筋肉だけでなく、筋膜や深層の筋肉までアプローチすることで、ほぐしの効果が格段に高まり、戻りにくくなります。

・“表面だけ柔らかくなる”から、“芯まで緩む”状態へ
・筋肉の滑走性が改善され、動きやすい体に変わる
・姿勢のクセも改善しやすくなる

強い圧で押すのではなく、「ゆっくり・深く・丁寧に」ほぐしていくことがポイントです。

ストレッチやセルフケア指導をセットで行う

施術後に、「ここが硬くなりやすいから、こんなストレッチをやってみてください」とひと言添えるだけで、お客様の意識が大きく変わります。

・ベッドの上で簡単にできるストレッチ
・仕事の合間にできる肩回し
・寝る前におすすめの脱力ポーズ

無理なくできるものを1つだけでも提案すると、「帰ってからも整えられる感覚」が得られ、次回来店時の体の状態も良くなります。

お客様に合った圧の調整と呼吸法を意識する

圧の強さは、ただ“好みに合わせる”のではなく、“体が受け入れられるレベルかどうか”が大切です。

・強すぎると、かえって筋肉が反発して緊張する
・浅すぎると、効果が実感できない
・呼吸を合わせることで、より深く筋肉がゆるむ

特に呼吸は、「ゆっくり吐いてください」と声をかけるだけで、施術の効果がぐっと高まります。

施術後のアドバイスで差をつける!

「次の日にはもう戻ってました」と言われるか、
「前回より軽さが続いてます」と言われるかは、実は“施術後のアドバイス”にかかっていることも少なくありません。

お客様が日常で意識すべきポイントを伝える

施術後の体は“整った状態”に近いので、生活習慣も合わせて変えてもらえると、戻りにくくなります。

・デスクワーク中に30分に一度は肩を回す
・スマホを見る時間を少し減らす
・湯船につかる習慣をつける

アドバイスは具体的に、そして“できそうなこと”を1つだけ伝えると、実行されやすくなります。

次回の施術までにできる簡単なストレッチを提案する

次の来店までの間、「自分でも体をケアできる」と感じてもらえると、施術の価値が長持ちします。

・施術した部位を伸ばすストレッチ
・背中や肩の緊張をほぐす呼吸法
・道具を使わない、簡単なケア方法

さらに、LINEなどでフォローすると、信頼関係も深まりリピートにもつながりやすくなります。

ホームケアグッズ(アロマ・温活アイテム)を活用する

施術だけでは補いきれない部分は、ホームケアグッズを上手に取り入れて提案しましょう。

・温感ジェルや温熱シート
・アロマスプレーでリラックス効果をプラス
・ボディ用のストレッチポールやボール

無理なセールスにならないよう、「お客様にとってメリットがある」と感じられるように伝えることが大切です。

施術後の満足度を上げるために、長持ちする施術を意識しよう!

「一瞬だけ軽くなって、すぐ元に戻る」
「その場しのぎで終わってしまう」

そんな施術では、お客様の満足度も、リピート率も伸びていきません。

でも、

・根本の原因にアプローチする施術
・生活習慣へのアドバイス
・セルフケアの提案やフォロー

こうした“小さな積み重ね”を意識するだけで、「効果が長く続いた」「次もこの人にお願いしたい」と思ってもらえるようになります。

“目の前の不調を和らげる”だけでなく、
“未来の健康につながる施術”を意識する。

そんなセラピストでいられることが、これからの信頼と評価につながっていきます。

今日からできることを一つずつ、意識して取り入れてみてください。
その積み重ねが、あなたの施術を「また受けたい」と思わせる“本物の技術”に変えていきます。

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