お客様がつい選びたくなる!顧客単価UPの心理テクニック|ミライサロン

お客様がつい選びたくなる!顧客単価UPの心理テクニック

「高単価のメニューをもっと選んでほしいけど、なかなか選ばれない…」「オプションを勧めたいけど、押し売りになりそうで怖い…」

こんな悩みを抱えているセラピストさんは多いのではないでしょうか。私自身、サロン勤務時代には「これを選んでもらえたら、もっと満足してもらえるのに…」と思いながらも、言い出せずに終わってしまうことがよくありました。

でもあるとき、売り方ではなく“伝え方”を工夫することで、お客様が自然に高単価メニューを選んでくれるようになったんです。大げさな営業トークや値引きではなく、“心理的な納得感”を作っていくことがカギでした。

この記事では、オプションや高単価メニューを無理なく選んでもらうための「顧客単価UPの心理テクニック」を具体的にご紹介します。売上を上げたいけれど、押し売りしたくない…そんな方にこそ読んでいただきたい内容です。

目次

お客様が自然に高単価メニューを選ぶには?

高単価メニューやオプションを「選んでもらう」には、単にメニュー表に載せておくだけでは不十分です。お客様が「これを受けたい!」と心から思える“納得感”と“安心感”が必要です。

それを生み出すのが「心理テクニック」です。ほんの少しの言い回しや見せ方を変えるだけで、お客様の選択が変わります。まずは、なぜ顧客単価が上がらないのか、その原因から考えてみましょう。

顧客単価が低いままの原因

高単価メニューが売れる仕組みがない

メニュー表にただ高額のメニューを載せていても、それを「なぜ選ぶべきか」が伝わらなければ、お客様は安いメニューを選びがちです。

高単価メニューをただ“用意している”だけでは、選ばれる理由が不足しているのです。

オプション提案が押し売りになってしまう

提案するときに「よかったらどうですか?」と曖昧に伝えていたり、「これもおすすめです」とだけ言ってしまったり…。それではお客様にとっては“売られている感”が出てしまい、引かれてしまうことも。

伝え方によっては、どんなに良い提案も押し売りに感じられてしまうことがあるのです。

お客様が価値を感じられず、安いメニューを選びがち

単価が高いと、それに見合う「理由」や「価値」がない限り、お客様は不安を感じてしまいます。「高い=不安」という心理が働くため、どうしても手ごろな価格のメニューに流れてしまいます。

だからこそ「この価格には、この価値があるんですよ」という伝え方が必要なのです。

顧客単価UPの心理テクニック

ここからは、お客様が自然と「こっちの方がいいかも」と感じるようになる、実践的な心理テクニックを紹介します。

比較効果を活用し、高単価メニューをお得に見せる

「60分5,000円」と「90分7,000円」のコースがあると、90分の方が“お得”に感じませんか?これが「比較効果」です。

メニューを並べるときに、「ベーシック」「おすすめ」「プレミアム」のように段階的に見せると、中間または上位プランが選ばれやすくなります。中でも「おすすめ」を中間に配置すると、高単価メニューの選択率が上がります。

また、単価より「1分あたりの料金」や「内容に対する価値」を明確にすると、お得感を感じやすくなります。

希少性を演出し、「今だけ」の特別感を出す

人は「限定」「残りわずか」「今だけ」と聞くと、「この機会を逃したくない」という心理が働きます。

「このメニュー、今月限定なんです」「今日の体調にぴったりなアロマが入荷したので、限定でご案内しています」など、“タイミングの特別さ”を演出することで、価格よりも“希少性”が際立ち、選ばれやすくなります。

私自身も、月替わりで限定オイルを使ったメニューを出していますが、「またそのメニューが受けたい!」というリピーターも増えました。

ストーリーを作り、施術の価値を明確に伝える

「このメニューは、慢性的な肩こりで悩んでいた方のために作りました」「多くのお客様が『眠りの質が変わった』と実感されています」など、背景や効果をストーリーとして語ることで、ただの“施術”が“自分に必要なケア”へと変わります。

“どんな人に、どんな変化が起きるのか”を伝えると、お客様は価格よりも「それを受けることで得られる価値」に意識が向くようになります。

自然に高単価メニューを選んでもらうための工夫

心理テクニックだけでなく、日々の接客の中でできる小さな工夫も、単価UPには欠かせません。

お客様の悩みに合わせて、特別な提案をする

たとえば、「肩こりがひどい」とおっしゃるお客様には、「この腸もみを加えると、内臓からの緊張がほぐれて、肩もラクになりやすいんです」といった提案が効果的。

お客様の悩みにピンポイントで応える形で提案すると、「それならお願いしたい」と自然に選ばれやすくなります。

体験価格で試してもらい、次回以降につなげる

高単価メニューに抵抗があるお客様には、「初回はお試し価格でご案内しています」と伝えて、まずは体験していただくのが有効です。

一度でも効果を実感してもらえれば、次回からは正規料金でも選ばれやすくなります。私の経験では、初回体験で90分のコースを受けてくださった方の半数以上が、その後も継続して同じメニューを選ばれる傾向にありました。

高単価メニューを受けた人の満足度の声を活用する

「このコースを受けてから、夜ぐっすり眠れるようになった」「月に1回のご褒美として楽しみにしています」など、他のお客様の声を伝えることは、安心感と信頼につながります。

会話の中で「他のお客様も、同じような悩みがあってこのメニューを選ばれていましたよ」と紹介すると、ぐっと選ばれやすくなります。

心理テクニックを活用すれば、無理なく単価UPできる!

オプションや高単価メニューを提案するとき、つい「売り込んでしまうのでは?」と不安になってしまう方も多いと思います。でも、今回ご紹介したように、「比較」「希少性」「ストーリー」といった心理的なアプローチを活用すれば、お客様にとって自然で納得感のある選択を促すことができます。

高単価メニューは、お客様にとっても「より深く癒される」「体質改善につながる」といった大きなメリットがあります。その価値をきちんと伝えることで、お客様も喜んで選んでくださるようになります。

無理に売ろうとせず、「あなたのために、こんなメニューをご用意していますよ」と心を込めて伝えること。それが結果として顧客単価UPにつながり、セラピストとしての働き方にもゆとりと自信を生んでくれます。

今後もこのブログでは、セラピストの皆さんが「もっと自由に、もっと自分らしく」働けるよう、現場目線のノウハウやヒントを発信していきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。あなたの施術が、より多くのお客様に届き、自然に選ばれるメニューになりますように。

皐月 未来
高単価メニューの提案に苦手意識がある方にとって、この記事はとても参考になる内容だったのではないでしょうか。私自身も、「伝え方」ひとつでお客様の反応がガラッと変わることを現場で何度も経験してきました。無理なく、自然に「選びたい」と思ってもらうには、心理的な工夫と誠実な提案が大切。今日からすぐに実践できるヒントが満載なので、ぜひ試してみてくださいね。
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