閑散期の売上を維持する!オフシーズン対策と集客アイデア
「夏や年末年始になると、予約がぱったり減ってしまう…」
「毎年この時期は売上が落ちると分かっていても、何もできずに不安だけが残る…」
セラピストとして働いていると、季節によって売上が大きく変動する“閑散期”の存在に悩まされること、ありますよね。
私自身、開業したばかりの頃は、特に1月・5月・9月などに来客数が激減し、「このままで大丈夫だろうか…」と焦りばかりが募っていました。ですが、何度かこのサイクルを経験するうちに、閑散期を“予測”して“準備”することで、売上の落ち込みを最小限に抑えることができるようになったんです。
この記事では、閑散期に売上が落ちる理由を整理しながら、今すぐできる具体的な対策と、オフシーズンならではの集客アイデアをご紹介します。
閑散期でも売上を安定させる工夫が必要!
どんなに人気のあるサロンでも、季節による波は避けられません。だからこそ、“閑散期をゼロにする”のではなく、“売上の落ち込み幅をいかに小さくするか”が、安定経営のポイントになります。
施術技術を磨くことはもちろん大切ですが、それだけでは集客や売上をコントロールするのは難しいもの。自分から積極的に仕掛けていくことで、閑散期でもしっかりとお客様に来ていただくことが可能になります。
閑散期に売上が落ちる理由
まずは、なぜ閑散期に売上が落ちてしまうのか、その背景を理解することが大切です。
お客様の生活サイクルの変化(例:年末年始・夏休み)
年末年始やお盆、ゴールデンウィークなどの大型連休は、家族行事や旅行、帰省などに時間を使う人が多く、施術の優先順位が下がりがちです。
「今はバタバタしているから、来月にしよう」
「旅行や出費が続いたので、今月は我慢」
というように、気持ちや財布の紐がゆるみにくくなるのが特徴です。
新規客が減り、リピーターが来店しづらくなる
この時期は、新規集客にも苦戦しやすくなります。また、常連のお客様もスケジュールが詰まりやすく、来店ペースが一時的に落ちやすいのが現実です。
「行こうとは思ってるけど、つい後回しにしてしまう」
そんな“潜在的に来たいけれど来れていない層”を逃さない工夫が必要です。
キャンペーンなどの仕掛けがないと、来店動機が弱い
繁忙期と違い、閑散期は「疲れがたまっていて今すぐ施術を受けたい!」という強いニーズが少ない傾向があります。
この時期こそ、“来る理由”をこちらから提供することで、行動に移してもらうことが重要になります。
閑散期に売上を維持するための施策
では、具体的にどんな対策が効果的なのでしょうか。私自身も実践している閑散期対策を3つご紹介します。
期間限定の特別メニューを作る
閑散期は、“普段とは違う何か”があると、それが来店のきっかけになります。
例:
- 冬の温活リセットコース(足浴+ホットストーン+全身ケア)
- 夏の冷え・むくみ対策コース(腸セラピー+脚集中ケア)
- 年末年始のリセットアロマ120分(リラク+デトックス)
「今だけ」「この季節だけ」という限定感が、来店を後押ししてくれます。
次回来店特典を提供し、事前予約を促す
繁忙期に向けて事前予約を入れておくことで、閑散期のスケジュールにゆとりが生まれます。
例:
- 今回施術後に次回予約をすると、1,000円オフ
- 2週間以内の再来で、アロマオプションサービス
- リピーター様限定の早期予約特典(ポイント2倍など)
“次の来店を決める理由”をセットで提示することで、自然な流れでリピートにつながります。
リピーター向けの割引やセット販売を強化する
閑散期は、新規よりも“既存のお客様”の来店をいかに維持するかが鍵になります。
例:
- 3回チケット(通常より10%オフ)+使用期限付き
- ペア来店で割引 or オプション無料
- メンバー限定の「リカバリー月間」特典
回数券や特別割引で“今受けておいたほうが得”という動機づけを行いましょう。
閑散期の集客アイデア
売上を維持するには、集客も欠かせません。ここでは、今すぐ取り入れやすい3つの集客アイデアをご紹介します。
オフシーズン割引を導入し、リピート率を上げる
「空いている時期を狙って、お得に施術を受けたい」というニーズは少なくありません。
- 閑散期限定メニュー10%オフ
- 平日昼割/雨の日割/前日予約割引
- オフピークタイム(11〜16時限定)の特典付き施術
特別価格だけでなく、“時間帯限定”や“条件付き”の割引は、無理なく導入しやすいのもメリットです。
季節の変化に合わせたケア提案(例:夏の冷え対策)
季節に応じた“体の不調”に寄り添った提案は、特に響きやすいです。
- 夏の冷房疲れ・むくみ・寝不足ケア
- 秋の乾燥・免疫力低下対策
- 冬の冷え・こり・代謝ケア
「今の自分に必要なケアがここにある」と感じてもらえるような表現を意識しましょう。
SNSやLINEを活用し、積極的に情報発信する
集客に波があるときこそ、SNSやLINEなどで“来店を後押しする情報”を届けることが大切です。
投稿内容の例:
- 限定メニューの紹介
- 季節のセルフケアTips
- 空き状況のお知らせと予約促進
- お客様の声やビフォーアフター写真(許可を得て)
「今行くタイミングかも」と思わせるきっかけを、こちらからつくる意識が重要です。
閑散期対策をすれば、年間を通して安定収益が作れる!
「閑散期=売上が下がるもの」とあきらめてしまうと、そのまま不安定な働き方が続いてしまいます。
でも、売上が落ちる“原因”を把握し、“対策”を打っておくことで、その落ち幅は確実に小さくできます。
- 限定メニューで来店動機をつくる
- 事前予約や回数券で継続利用を促す
- 季節の提案やSNS発信で、接点を持ち続ける
こうした地道な工夫が、リピーターの定着と収益の安定につながります。
今後もこのブログでは、リラクゼーションセラピストが“ムリなく・ブレずに”長く活躍していくためのヒントを、実践的な視点で発信していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたの働きが、年間を通して安定した収入と自信につながりますように。