お客様の滞在時間を最大化!追加メニューで売上を伸ばす方法
「もう少し売上を伸ばしたいけど、新規集客には限界がある…」
「今来てくれているお客様から、もう少し単価を上げられたら…」
そんなふうに思ったことはありませんか?
実は、売上アップの近道は“新規のお客様を増やすこと”ではなく、“今ある来店のチャンスを最大限に活かすこと”にあります。そのために効果的なのが「追加メニュー(オプション)」の活用です。
私自身、かつては「押し売りに感じられたら嫌だな…」と提案をためらっていました。でも、ある提案の仕方を試したところ、「それならお願いしてみようかな」と自然に受け入れてもらえるようになり、単価も滞在時間もアップ。結果的に、月の売上が一気に安定するようになりました。
この記事では、「追加メニューをどう提案すれば選ばれるのか」「どんなオプションが売れるのか」といったポイントを、現場経験を交えてお伝えします。
お客様の滞在時間を伸ばせば、売上が大きく変わる!
1人あたりの施術時間が60分から90分、90分から120分に伸びるだけで、1日3名の接客でも売上は数千円〜1万円以上変わってきます。
さらに追加メニューの単価は、手間のわりに利益率が高いことが多く、リピーター対策や満足度アップにもつながります。
つまり、お客様1人ひとりとの時間をより価値あるものにすることが、収益の最大化に直結するのです。
追加メニューが売れない理由
「オプションを用意しているのに、なかなか出ない」
「反応がイマイチで、結局60分メニューばかりになってしまう」
そんな場合、以下のような原因が考えられます。
お客様が時間に余裕がない
特に忙しい日常を送っているお客様は、「時間が限られている」というケースが多いです。
そのため、「30分追加しましょう」といきなり提案しても、「時間がないから…」と断られがちです。
→解決策は、“短時間でも体感できる追加メニュー”を用意することです。
施術の流れの中で、自然に提案できていない
施術後に「何か追加しますか?」と聞くだけでは、お客様は「今さら言われても…」と感じてしまうことも。
→施術の流れの中で、「必要だから提案している」ことが伝わるような自然な言い回しが必要です。
追加メニューの魅力が伝わっていない
「それ、何が違うの?」「普通のコースで十分なんじゃない?」
と思われてしまうと、選んでもらえる可能性は低くなります。
→“なぜ必要なのか”“何が変わるのか”を具体的に伝えることで、興味を引きやすくなります。
売れる追加メニューの作り方
では、どんなオプションならお客様に「ぜひ受けたい」と思ってもらえるのでしょうか?売れる追加メニューには、以下の3つの共通点があります。
短時間で効果が実感できるものを用意する
お客様の時間的ハードルを下げるには、「10〜15分」で効果が分かる内容がベストです。
例:
- ヘッドマッサージ10分
- 足裏リフレクソロジー15分
- 目元温熱ケア+首肩10分集中ほぐし
「少し追加するだけで、こんなに変わるんだ」と体感してもらえると、次回以降もリピートされやすくなります。
通常施術と相性の良いオプションを設ける
メインの施術と“相性が良い”オプションは、提案がしやすく、受け入れられやすいです。
例:
- 全身ボディケアに→腸セラピー、ドライヘッドスパ
- フットケアに→ふくらはぎホットストーン
- アロマトリートメントに→アロマ変更(グレードアップ)+ハンドケア
施術全体が“より完成されたもの”になるようなオプション設計を意識しましょう。
お客様が施術を受けた後に、提案を行う
施術中ではなく、体が変化した“後”に提案する方が、効果の実感と欲求が高まっているため、受け入れられやすくなります。
例:
「首肩、特に左側がかなり固まっていたので、もしよければ追加でヘッドマッサージもできますよ。かなりスッキリすると思います」
“気づき”と“必要性”をセットにすると、提案が自然に感じられます。
売上を最大化するためのトーク術
最後に、追加メニューをお客様に自然に受け入れてもらうためのトーク例をいくつかご紹介します。
「このオプションをつけると、さらに効果が持続しますよ」
→「今日はしっかりほぐせたんですが、ヘッドも合わせると首肩の疲れがより取れやすくなりますし、夜もぐっすり眠れる方が多いですよ」
“施術の完成度が上がる”という視点を伝えることで、納得感が生まれます。
「今なら特別価格で試せるので、ぜひお試しください」
→「今月は初回お試しで+500円になってるので、もし気になっていたら、今がチャンスです」
“今だけ感”と“お得感”をセットで伝えることで、興味を引きやすくなります。
追加メニューで売上を最大化しよう!
オプションの提案は、「売り込み」ではありません。
むしろ、「お客様の不調に、より深く応えるためのご提案」です。
- お客様の悩みに寄り添いながら
- 効果を感じやすいタイミングで
- 自然な流れで伝える
この3つを意識するだけで、追加メニューの反応率はぐっと高まります。
滞在時間を最大化できれば、同じ集客数でも売上は確実に伸び、働き方にも余裕が出てきます。
今後もこのブログでは、リラクゼーションセラピストが“指名・単価・リピート”の3本柱を強化しながら、安定収入とやりがいを両立するためのヒントを発信していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたの施術が、さらに価値ある時間として選ばれますように。