「もうストレス限界…」セラピストのためのメンタルケア習慣|ミライサロン

「もうストレス限界…」セラピストのためのメンタルケア習慣

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毎日、気を使いすぎていませんか?

「笑顔を絶やさないように」「丁寧な接客をしなくちゃ」
そんなふうに、毎日気を張りながら働いているセラピストの方も多いのではないでしょうか。

施術中はお客様に全神経を集中させ、クレームや評価にも敏感になり、スタッフ同士の人間関係にも気を使う…
身体だけでなく、心の疲れがどんどん蓄積してしまう仕事です。

本当は癒す側であるはずのセラピストが、心の余裕をなくしてしまっては元も子もありません。

「もう限界かも…」と感じる前に、日々の中でできる“メンタルケアの習慣”を身につけておくことが、長く楽しく働くためにはとても大切です。

今回は、セラピストが抱えやすいストレスの正体と、心を守るための具体的な習慣をお伝えします。

セラピストのストレスの原因

まずは、自分の中にあるストレスの正体を知ることから始めてみましょう。
セラピストが感じやすい代表的なストレスを3つ挙げてみます。

お客様対応のプレッシャー

「満足してもらえるかな…」
「クレームを言われたらどうしよう…」
「今日のお客様、なんだか怖そう…」

施術中や接客中、そんな不安に襲われることはありませんか?

お客様の要望はひとりひとり違いますし、ときには態度が厳しい方やマウントを取る方に当たることもあります。
それでも笑顔で、丁寧に、というプレッシャーは想像以上に大きなものです。

「プロとして完璧でなければ」と思い込むことで、どんどん心が追い詰められていってしまいます。

職場の人間関係(指名争い・競争意識)

リラクゼーションサロンでは、スタッフ同士の競争や評価が収入に直結するケースも少なくありません。

・人気セラピストと比べられてしまう
・指名数の差にモヤモヤする
・スタッフ同士で距離感がうまく取れない

「施術は好きなのに、職場の空気がつらい」
そんな理由で転職や退職を考える人も多く、技術以上に“人間関係のストレス”がメンタルに影響を与えています。

施術の疲労と精神的ストレス

1日に何人も施術をこなす中で、肉体的な疲れはもちろんのこと、「精神的な消耗」も積み重なります。

・無言のお客様との空気が重い
・施術中にずっと愚痴を聞かされる
・自分のコンディションが悪くても、気を張って対応

“癒しを提供する側”だからこそ、自分の疲れやストレスを後回しにしてしまいがちです。
でも、それでは心のバランスが崩れるのも当然です。

メンタルを安定させる習慣

心の状態は、日々の小さな習慣によって大きく変わります。
セラピストとしての自分を守るために、ぜひ取り入れてほしいケア習慣をご紹介します。

仕事とプライベートの切り替えを明確にする

「帰宅しても仕事のことばかり考えてしまう」
「クレームや指名のことが頭から離れない」

そんな状態が続くと、心が休まりません。

・帰宅後はスマホを見ない時間をつくる
・施術用の靴や服を脱いだら“仕事モード終了”と決める
・プライベートの時間に仕事の話をしないようにする

物理的な“切り替えのスイッチ”を意識するだけでも、気持ちはスッと軽くなります。

一日の終わりに、自分の好きなことをする時間をつくることで、心のリセットができるようになります。

お客様の感謝を記録し、ポジティブな気持ちを維持する

「今日、○○さんが『すごくラクになった』って言ってくれた」
「久しぶりのお客様が、私を指名してくれた」

そんな“小さな嬉しい出来事”を、手帳やスマホのメモに残しておきましょう。

落ち込んだときに見返すことで、「私の仕事は意味がある」と思い直せる力になります。
ネガティブな出来事よりも、ポジティブな記憶を意識的に残すことが、メンタルの安定につながります。

自分のためのリラクゼーション時間を確保する

人を癒す仕事だからこそ、自分も癒される時間が必要です。

・お気に入りのマッサージを受けに行く
・温泉や岩盤浴に行って、体を芯からほぐす
・好きな音楽を聴きながら、アロマを焚いて過ごす

“人にしてあげること”ばかりでは、いつか空っぽになってしまいます。
たまには、「自分のためだけの癒し時間」を贅沢に過ごしてみてください。

ストレスを感じにくい働き方を実践しよう!

ストレスは“受け身”で抱えるものではなく、“仕組み”で減らすこともできます。
ここでは、心を守るための働き方の工夫をご紹介します。

接客の距離感を適切に保つ

お客様に寄り添いすぎると、心がすり減ってしまいます。
大切なのは、「冷たくなりすぎず、入り込みすぎない」距離感です。

・共感はしても、感情をもらいすぎない
・無理に会話を盛り上げようとしない
・相手の機嫌に振り回されないように意識する

“良い距離感”が保てるようになると、自然と心にゆとりが生まれてきます。

自分を責めない思考を持つ(すべての人を満足させなくてOK)

どれだけ丁寧に施術しても、すべてのお客様が満足してくれるとは限りません。
相性やタイミング、期待値の違い…いろいろな要因があるからです。

「満足してもらえなかった=自分がダメ」ではありません。
一人の評価で自信をなくす必要はないのです。

むしろ、「次に生かそう」と前向きにとらえることが、成長と心の安定の両方につながります。

相談できる仲間や環境を作る

孤独な状態で働き続けるのは、想像以上にストレスが大きくなります。

・悩みを打ち明けられる同期や先輩を持つ
・セラピスト同士の交流会や勉強会に参加する
・オンラインでも相談できるグループに入っておく

「自分だけじゃない」と思えるだけで、心はすごく軽くなります。
話せる場所を持つことは、メンタルケアの大切な支えになります。

メンタルを整えながら、長く続けられる働き方を目指そう!

セラピストの仕事は、やりがいがあり、人の役に立てる素敵な仕事です。
でも、自分の心を犠牲にしてまで続ける必要はありません。

・疲れたら休む
・つらいときは吐き出す
・頑張っている自分を認める

そんな当たり前のことを、忘れずに続けていってください。

メンタルが整っていると、自然と笑顔が増え、施術にも良いエネルギーが伝わっていきます。
お客様のためにも、まずは自分を大切にすること――それが、セラピストとして長く輝き続けるためのいちばんの近道です。

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