「セラピストの仕事、楽しいですか?」楽しさを取り戻す3つのヒント
最初は楽しかったのに、最近つまらなく感じる…?
「この仕事、大好きだったはずなのに…」
「最近、ただこなしているだけになっている気がする」
「指名もあるし、お客様もいい人が多い。でも、なんだか気持ちが乗らない…」
そんな気持ちになるとき、ありませんか?
セラピストの仕事は、やりがいのある素晴らしい仕事です。
お客様の疲れを癒し、笑顔に変えられる。感謝の言葉を直接もらえる。
でも、どんなに好きな仕事でも、続けていくうちに“慣れ”や“疲れ”が積み重なり、ふと「なんか楽しくないかも…」と感じる瞬間が出てきます。
そんなとき、「もうこの仕事向いてないのかな…」と落ち込む前に、少し立ち止まってみませんか?
今回は、セラピストが“楽しさ”を取り戻すためのヒントをお伝えします。
今の働き方をほんの少し見直すだけで、「やっぱりこの仕事、好きかも」と思える瞬間がきっと増えていきます。
セラピストが仕事を「楽しくない」と感じる理由
「嫌いになったわけじゃないけど、なんとなくつまらない」
その背景には、いくつかの共通した原因があります。
ルーティンワークになり、新鮮さがなくなる
毎日似たような施術、同じような流れ、同じ接客。
慣れれば慣れるほど、“新しい発見”や“挑戦”が少なくなっていきます。
最初のころは、手技ひとつにドキドキしたり、緊張しながら接客していたのに、今は「流れ作業」になっている自分に気づいて、ふと虚しさを感じてしまうことも。
マンネリ化は、楽しさを感じにくくする大きな原因のひとつです。
お客様の対応に疲れてしまう
どんなにいいお客様ばかりでも、気を使う接客はやはり疲れます。
ときには感情的なお客様に振り回されたり、クレームを気にしすぎてしまったり…。
「常に笑顔で」「気配りを忘れずに」「失礼がないように」
そんなふうに、知らず知らずのうちに自分を“演じ続けている”ことがストレスになっている場合もあります。
収入が伸びず、やりがいを見出せない
セラピストの収入は、完全歩合制や時間給であることが多く、「一生懸命働いても収入が変わらない」と感じてしまうことも。
頑張っても結果が見えにくい状況が続くと、「このまま続けて意味があるのかな…」という気持ちが芽生え、やりがいそのものを見失いやすくなります。
楽しさを取り戻す3つのヒント
「もう前みたいに楽しく働けないのかも」と感じているときこそ、自分自身の感覚を取り戻すタイミングかもしれません。
以下の3つのヒントを、ぜひ試してみてください。
新しい技術や施術方法を学び、成長を実感する
マンネリを感じているときは、「今の自分に飽きている」サインかもしれません。
そんなときは、学びのアンテナを立ててみましょう。
・気になっていた技術の講座に申し込んでみる
・自分の苦手な部位に特化した手技を見直す
・他のセラピストの施術動画を見て刺激を受ける
少しでも「これ面白そう」と思えることを学び始めると、施術に新しい視点が加わり、自然とワクワクした気持ちが戻ってきます。
「成長してる」と感じられると、それだけで毎日の充実感が変わってきます。
自分が癒しを提供できていることを改めて意識する
施術が終わったときに、目を閉じて気持ちよさそうにしているお客様。
「すごく軽くなりました」「来てよかった」と笑顔で帰っていく姿。
あなたは、間違いなく“癒しを届けている存在”です。
当たり前になっている毎日の中に、実はとても価値のある時間がたくさんあることを、もう一度思い出してみてください。
毎日の中にある“ありがとう”を意識的に拾い上げることで、「私の仕事、ちゃんと誰かの役に立ってる」と思える瞬間が増えていきます。
お客様からの感謝の言葉を記録し、やりがいを再確認する
感謝された言葉、嬉しかったメッセージ、リピートしてくれた理由などを、手帳やスマホのメモに残しておきましょう。
・「今日はすごくよかったよ、また来るね」
・「毎月の楽しみです」
・「あなたの手、本当に好きなんです」
こうした言葉を定期的に見返すことで、自分の仕事の意味を“感情レベル”で思い出すことができます。
落ち込んでいるときこそ、誰かの言葉が心を支えてくれます。
セラピストは、お客様だけでなく自分も癒される仕事!
「セラピスト=人を癒す仕事」というイメージが強いですが、実はそれだけではありません。
人に触れ、喜ばれ、感謝される仕事は、セラピスト自身も癒されていく仕事です。
でも、忙しさや疲れが重なると、その“心地よさ”を感じる余裕がなくなってしまいます。
だからこそ、
・ときには立ち止まって、自分の働き方を見直す
・新しい学びで気持ちに刺激を与える
・日々の中にある「ありがとう」を拾い集める
そんな“自分に優しくする時間”を持つことが、仕事を楽しむための第一歩です。
「また明日もがんばろう」
そう思える日が、少しずつ増えていきますように。
あなたのペースで、あなたらしい楽しみ方を見つけてください。