「お客様は見ている!」セラピストの印象を決める7つのポイント|ミライサロン

「お客様は見ている!」セラピストの印象を決める7つのポイント

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第一印象でリピート率が決まるって知ってましたか?

「なんであの人ばかり指名が多いんだろう?」
「技術は同じくらいのはずなのに、私にはリピーターがつかない…」

そんなふうに感じたことはありませんか?

実は、リピートされるかどうかは“施術の技術”だけで決まるものではありません。
それ以上に、“第一印象”や“接客中の印象”が、お客様の「また来たい」に大きく影響しています。

私自身、セラピストとして働き始めた頃は、「とにかく技術を磨けば指名が増える」と思っていました。
でも、少しずつ経験を積むなかで、印象の積み重ねこそが、お客様の信頼やリピートにつながっていると気づくようになりました。

今回は、「お客様が意外としっかり見ている」印象を左右する7つのポイントをご紹介します。
小さなことのように見えて、大きな違いにつながるヒントばかりです。

お客様がチェックしている7つのポイント

お客様は、私たちが思っている以上に“細かな部分”を見ています。
無意識に受け取っている印象が、再来店のきっかけにも、離脱の原因にもなるんです。

① 身だしなみ(清潔感・服装)

まずは言わずもがな、第一印象を左右するのが「見た目」です。

・ユニフォームにシワや汚れがないか
・髪の毛が乱れていないか
・爪は整っているか
・香水がきつすぎないか

これらはすべて、清潔感や信頼感に直結します。

どれだけ施術が上手でも、見た目の印象で「なんか不快…」と感じさせてしまったら、次にはつながりません。

“サロン=癒しの空間”であることを意識し、自分自身も空間の一部として整えておきましょう。

② 声のトーンと話し方(安心感を与える)

お客様が不安を感じやすいのは、初めてのセラピストに施術を受けるときです。
だからこそ、声のトーンや話し方はとても重要な印象ポイントになります。

・早口すぎないか
・語尾が強くなっていないか
・声のトーンが落ち着いているか

やさしく、ゆっくり、丁寧に話すだけで、お客様の緊張はやわらぎます。

「この人になら、安心して身を任せられる」
そう思ってもらえる声かけが、信頼のスタートになります。

③ 施術前のカウンセリング(適当に流していないか?)

忙しいときほど、どうしてもカウンセリングが“流れ作業”になってしまいがちです。
でも実は、お客様はこの時点で「どれだけ私の話を聞いてくれているか」をしっかり見ています。

・目を見て話しているか
・メモを取りながら話を聞いているか
・こちらの悩みに共感してくれているか

「この人、ちゃんと話を聞いてくれる」と感じてもらえると、施術への満足度も格段に高くなります。

カウンセリングは“施術の前の施術”とも言えるくらい、大切な時間です。

④ 施術中の所作(タオルの扱い・力加減の確認)

施術中の“所作”も、お客様の記憶に残る大きな要素です。

・タオルの掛け方が丁寧か
・腕を持ち上げるときに乱暴に感じないか
・無言で力加減を変えていないか

ほんの少しの気遣いや一言で、施術の印象は大きく変わります。

「この人、手つきがやさしいな」「丁寧に扱ってくれてるな」
そう思ってもらえる所作が、信頼につながっていきます。

逆に、「雑だな」「流れ作業っぽいな」と感じさせてしまえば、いくら技術があっても、もう一度来てもらうのは難しくなります。

⑤ お客様への対応(名前を呼ぶ、目を見て話す)

人は「自分を覚えてくれている」と感じたとき、強い好意や安心感を抱きます。

・「〇〇様、お久しぶりですね」と声をかける
・お見送りの際に、笑顔で目を見て「ありがとうございました」と伝える

こうした“名前+目を見て話す”だけで、お客様の印象はグッと良くなります。

反対に、目を見ずに無表情で「お疲れさまでした〜」と送り出されてしまうと、なんとなく寂しい気持ちになるものです。

印象に残るのは、最後の一言だったりします。

⑥ 施術後のフォロー(次回の提案・ホームケアアドバイス)

施術が終わったら「ありがとうございました」で終わり、というのはもったいないです。

・「次回はこの部分をもう少し深く見ていきましょうか」
・「今日は右肩に疲れがたまっていたので、しばらく湯船につかってみてくださいね」

このように、ひとことでも“自分の体の状態に合わせたアドバイス”をもらえると、「この人、ちゃんと見てくれてる」と実感できます。

また、「次回の目安」を伝えることで、自然にリピートの流れが生まれます。

「次もこの人にお願いしたい」と思ってもらえるチャンスは、施術後にもあります。

⑦ 離席時の態度(施術以外でも気を抜かない)

待合室やトイレ前、スタッフルームの前など、施術以外の場面でも、お客様はこちらの様子を見ているものです。

・控室で雑談している声が外に聞こえていないか
・スタッフ同士の態度が雑ではないか
・休憩中にだらしない姿勢で座っていないか

施術が丁寧でも、こうした“見られている場面”でマイナスな印象を与えてしまえば、全体の印象が下がってしまいます。

「誰かが見ているかもしれない」という意識を、ほんの少しだけ持つだけで、自分の所作が変わります。

印象を良くするだけで指名率がUPする!

技術を急激に上げるのは難しくても、“印象”は意識次第で今日からすぐに変えることができます。

・髪をまとめ直す
・一言、目を見て声をかける
・丁寧にタオルを扱う
・声のトーンを少しだけ落ち着かせてみる

たったこれだけのことでも、お客様の受け取り方は大きく変わります。

そして一度「感じが良かった」「またお願いしたい」と思ってもらえれば、それが次の指名につながります。

印象は「積み重ね」です。
ひとつひとつ丁寧に整えていくことで、確実にあなたのファンが増えていきます。

セラピストとしての技術を活かすためにも、まずは“見られているポイント”を意識してみてください。
その先に、あなたらしい信頼の築き方がきっと見えてくるはずです。

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