「この仕事、何歳までできる?」セラピストのキャリアを考える|ミライサロン

「この仕事、何歳までできる?」セラピストのキャリアを考える

目次

セラピストとして何歳まで働けるのか、考えたことはありますか?

「今はなんとか体力もあるけど、10年後もこの仕事を続けていられるだろうか…」
「この先もずっと現場に立ち続けるのは、正直不安」
「年齢を重ねても活躍できる道って、あるのかな?」

セラピストという仕事は、“身体が資本”です。
1日に何人もの施術に入り、長時間立ちっぱなし、気遣いもしながらお客様に向き合う――。やりがいはあるけれど、決して楽な仕事ではありません。

年齢を重ねるにつれて、体力面や将来の安定性を気にする方も増えてきます。
実際、私自身も30代後半になった頃から、「このままで大丈夫かな…?」とキャリアについて考える時間が増えていきました。

でも同時に、現場だけにとどまらず、セラピストとしてのスキルや経験を“活かせる場所”がたくさんあることにも気づいたんです。

今回は、年齢別の働き方の変化や、将来に向けて今からできるキャリア戦略について、リアルな視点でまとめていきます。

年齢とともに変わるセラピストの働き方

セラピストとしてのキャリアは、年齢とともに少しずつ変化していきます。
体力・経験・求める働き方も変わるからこそ、その時々の自分に合った働き方を見つけていくことが大切です。

20代:技術を磨き、経験を積む時期

この時期は、まさに“修行期間”。
技術を身につける、接客に慣れる、いろいろなタイプのお客様と接することで、自分のスタイルを確立していく時期です。

・ひたすら施術に入り、場数を踏む
・クレーム対応や気遣いの引き出しを増やす
・施術スピードや力加減の調整を学ぶ

たくさんの経験を通じて、セラピストとしての「土台」をしっかり作ることが、後のキャリアにもつながっていきます。

30代:指名客を増やし、収入の安定を目指す時期

30代になると、セラピストとしての実力も徐々についてきて、「この人にまたお願いしたい」と思ってもらえる指名客が増えてくる頃です。

・接客スタイルの差別化
・セルフブランディング
・高単価メニューの導入や専門技術の習得

「指名が増える=収入が安定する」だけでなく、「自分に自信が持てるようになる」というメンタル面での支えにもなります。

この時期に“次のステージ”を意識し始めることで、将来の働き方に向けた準備がしやすくなります。

40代・50代:施術以外のキャリアを考える時期

体力的にキツさを感じ始めることが多くなるのがこのタイミングです。
でも同時に、「経験」という強みがもっとも活きてくる時期でもあります。

・若手への指導役
・講師や技術トレーナーとしての活動
・施術に加えてカウンセリング・アドバイスを組み合わせたスタイル
・独立や経営へのチャレンジ

ただ現場に立ち続けるだけではなく、これまで積み重ねてきた技術・知識・経験を“次の形”にしていく時期としてとらえると、将来への不安が少しずつ希望に変わっていきます。

長く働くためのキャリア戦略

「いつかは体がもたなくなるかもしれない」
そんな不安に押しつぶされないために、今からできるキャリア戦略を考えておくことが大切です。

ここでは、年齢を重ねても活躍できる3つの選択肢をご紹介します。

指導者・講師としての道を目指す

これまでの施術経験を活かして、「教える側」に回る道もあります。

・新人セラピストの教育担当
・技術講師やトレーナー
・セラピスト育成スクールの講師
・オンラインでの技術指導やカウンセリング講座

指導者としてのポジションは、体力よりも“伝える力”や“観察力”が求められます。

現場経験が豊富なセラピストほど、説得力のある指導ができるため、年齢を重ねたからこそ求められる仕事とも言えます。

施術+カウンセリング・アドバイスの仕事を組み合わせる

施術だけに頼らず、+αのサービスを提供するスタイルも注目されています。

・施術前後の体質カウンセリング
・生活習慣や食事のアドバイス
・セルフケア指導やストレッチレクチャー
・メンタルケアやリラクゼーションカウンセリング

“癒しのプロ”としての知見を活かし、体と心の両面からお客様を支えることで、単価も上げやすく、リピートにもつながりやすくなります。

今のうちから学び始めておくことで、将来の施術負担を減らす選択肢になります。

経営やマネジメントに関わる

店舗運営やチームマネジメント、独立開業などに興味がある方は、「経営者側」や「管理職」としてのキャリアを考えてみるのもおすすめです。

・店舗リーダーや店長
・新人研修や売上管理
・個人サロンの開業やレンタルスペースの運営

実際に、40代・50代から独立し、自分のペースで働ける空間を作っている方も増えています。

「現場に立つこと=セラピスト」ではなく、「経験を活かして“場”を作る」ことも、立派なセラピストの在り方です。

今からできる準備で、未来の選択肢を広げよう!

年齢を重ねてもセラピストとして活躍している人は、「若いうちから将来を意識して行動していた」という共通点があります。

未来の不安を漠然と抱えるのではなく、
「どんな働き方をしたいのか」
「どんな自分になりたいのか」

そういったイメージを持つことが、今からの準備につながっていきます。

・技術以外のスキルを学ぶ
・SNSやブログで発信を始める
・人に教える機会を少しずつ増やしてみる
・副業や講座受講で新しい経験を積む

ひとつひとつは小さなことでも、積み重ねていくことで、5年後・10年後の自分の選択肢は大きく変わってきます。

“今の働き方だけがすべて”ではありません。
セラピストとしての可能性は、もっと広がっていくはずです。

将来を見据えて、自分らしいキャリアを築いていきましょう。
あなたの経験は、きっと誰かの役に立つ日が来ます。

よかったらシェアして下さい!
  • URLをコピーしました!
目次