「予約がなかなか埋まらない…」予約率を上げるための3つの工夫
どうすれば、もっと予約を増やせる?
「最近ヒマな時間が増えてきた…」
「指名が入らない日は、まったく予約がない」
「技術には自信があるのに、リピーターが増えない…」
こんな風に悩んだことはありませんか?
セラピストにとって「予約の数=収入の安定」に直結します。
技術が良くても、施術の機会がなければ、実力を発揮することすらできません。
そこで今回は、予約が埋まらない原因と、その対策としての予約率を上げるための工夫をお伝えします。
すぐにできるシンプルな取り組みばかりなので、ぜひ今日から取り入れてみてください。
予約が埋まらない主な原因
まず、予約が入らない理由を考えてみましょう。
ただ「人気がないから」ではなく、予約につながらない要因はいくつか存在します。
お客様が「また来よう」と思う動機が弱い
施術に満足していたとしても、「次も来たい」と思わせるきっかけがなければ、再来は起こりにくいものです。
・施術後に何も提案がなかった
・タイミングがわからず、そのまま来なくなってしまった
・気に入ってはいたが、他の店に行ってみた
次回の予約をとらずに帰ってしまうお客様は、「来ない」と決めたわけではなく、「来る理由がなかった」だけの場合が多いのです。
施術の魅力が十分に伝わっていない
初回で施術を受けたお客様に、セラピストの強みやこだわりが伝わっていないと、印象が薄くなります。
・「気持ちよかったけど、またこの人でなくてもいいかな」
・「どこが良かったのか、正直わからなかった」
・「他と何が違うのかが分からなかった」
自分の施術がどんな特徴を持っていて、どうお客様に役立つのかを言葉で伝えることも大切です。
予約の仕組みがわかりにくく、面倒に感じる
意外と多いのが、「予約の流れがわかりにくい」「予約の手段が限られていて使いにくい」といった理由で、来店をやめてしまうケースです。
・口頭でしか予約を受けていない
・LINEやネット予約の案内が不十分
・営業時間外は予約が取れない
「また行きたいな」と思っても、予約のハードルが高いと、そのまま忘れられてしまうのです。
予約率を上げるための工夫
ここからは、予約数を増やすためにできる3つの実践的な工夫をご紹介します。
次回予約を自然に勧めるタイミングを作る
次回予約は、「帰る直前」よりも「施術後のフィードバックのタイミング」がベストです。
・「今の状態なら、1週間以内にもう一度受けると効果が持続しやすいですよ」
・「肩の張りが強いので、定期的に通われると楽になります」
・「次はこのあたりを中心にほぐすと、さらに変化が出そうですね」
こうした提案をしてから、「ご希望であれば、次回ご予約もできますよ」と案内することで、自然に流れが生まれます。
押しつけがましくせず、“お客様のための提案”として伝えることが大切です。
お客様の不安を減らし、予約のハードルを下げる
お客様が予約を迷うときは、「都合が合うかな」「この前ほど満足できるかな」などの不安があることが多いです。
・「キャンセルは前日までOKなので、無理のない範囲でどうぞ」
・「予約時間に遅れそうな場合も、ご連絡いただければ対応します」
・「無理に通わなくても大丈夫です。お身体の調子に合わせてご検討ください」
“気軽さ”や“安心感”を伝えることで、次回予約への心理的ハードルを下げられます。
SNSやLINEでお得な情報を発信し、再来を促す
施術後に「次回予約」をとらなかったお客様に、再来してもらうための仕掛けも大切です。
・LINEで「お疲れさまでした。本日のお身体の様子と次回おすすめのタイミング」を送る
・Instagramやストーリーズで、キャンペーン情報や予約状況をシェアする
・「今月の特典」や「再来特典」を紹介して、きっかけを作る
SNSやメッセージは、単なる宣伝ではなく、お客様との“関係性を維持するツール”として活用しましょう。
リピーターを増やすための施策
予約を安定させるためには、リピーターの存在が欠かせません。
再来のきっかけづくりや、通いやすい仕組みを作っていくことが大切です。
予約特典を用意し、再来のきっかけを作る
お得感や特別感を与えることで、「また来たい」と思ってもらいやすくなります。
・「次回のご予約で10分延長サービス」
・「3回来店でヘッドマッサージプレゼント」
・「LINE登録で2回目以降使える割引クーポン」
定期的に通ってもらうメリットを作ることで、自然と再来の流れができます。
お客様に合わせた予約の提案を行う
一人ひとりのお客様に対して、施術内容やライフスタイルに合わせた提案をすることで、信頼感が高まりやすくなります。
・「立ち仕事で脚が疲れやすい方は、月に2回くらいのペースが理想です」
・「肩こりが強くなりやすい時期なので、来週あたりもう一度いかがですか?」
・「長く通うのが難しい場合は、2回集中コースもありますよ」
お客様の状況をきちんと理解したうえでの提案は、「私のことを考えてくれている」と感じてもらえます。
予約率を上げる工夫で、施術のチャンスを最大化しよう!
セラピストの仕事は、施術してはじめて収入になります。
だからこそ、「どうやって予約を増やすか」「再来してもらうにはどうしたらいいか」は、避けて通れないテーマです。
・次回予約のタイミングと伝え方を見直す
・予約に対する不安を減らす言葉がけを意識する
・SNSやLINEで再来のきっかけを作る
これらの小さな工夫を積み重ねていくことで、少しずつ予約数は安定していきます。
「施術には自信があるのに、お客様が増えない…」と感じている方こそ、ぜひ予約導線や再来の仕掛けを整えてみてください。
あなたの技術を必要としている人に、しっかり届くようになります。