高単価でも指名が増える!ハイエンド顧客を獲得する方法
「もっと単価の高いメニューで、しっかり収入を増やしたい」
「でも、価格が高いとお客様が離れそうで怖い…」
そんなふうに悩んでいるセラピストさんへ。実は、高単価でも“指名が増え続ける”セラピストには、共通した工夫があります。そのキーワードが「ハイエンド顧客を獲得する戦略」です。
私自身、以前は“価格を下げれば来てくれる”と思い込んでいた時期がありました。けれど、単価を下げても疲れるばかりで収入は伸びず、どこかで限界を感じていました。そこで「価格ではなく価値で選ばれる働き方」に切り替え、高単価メニューを導入し、ハイエンド層を意識した接客や集客を行うようになったところ、少しずつ安定した指名と収入が得られるようになったのです。
この記事では、「高単価でも選ばれる」「質の高いお客様に継続的に来てもらえる」そんな働き方を目指すセラピストさんに向けて、ハイエンド顧客の特徴やアプローチの工夫をわかりやすくご紹介します。
ハイエンド顧客を獲得すれば、働く時間を減らしつつ収入UPできる!
リラクゼーション業界では、「数をこなさないと稼げない」と思われがちです。でも、それは必ずしも正解ではありません。
“価格よりも価値を重視するハイエンド層”に選ばれれば、少ない施術回数でも収入をしっかり確保できるようになります。そして何より、体力的にも精神的にも余裕のある働き方が叶います。
高単価施術 × 安定したリピーター × 質の高いコミュニケーション
この組み合わせが揃えば、理想的なセラピストライフに近づけるはずです。
ハイエンド顧客とは?
ハイエンド顧客とは、「価格」ではなく「価値」「信頼性」「満足度」で施術を選ぶ人たちです。単価にシビアな層ではなく、“良いものにお金を払いたい”という意識が強い方が多いのが特徴です。
価格よりも質を重視する人
安さよりも「技術力」「空間の雰囲気」「接客の丁寧さ」を重視します。施術の流れだけでなく、サロンに足を踏み入れた瞬間から「体験」として楽しんでいる人が多く、細かな心配りがしっかり届きます。
リピーターになりやすく、定期的に通う意識がある
1回きりの利用ではなく、「この人に任せたい」「この場所が落ち着く」と感じると、継続的に通ってくれる可能性が高いです。信頼関係を重視し、施術の効果を長期的に実感したいと考えているのが特徴です。
単価の高い施術を求めている
短時間・格安よりも、「しっかり時間をかけてケアしてもらいたい」「トータルケアを受けたい」という欲求が強いため、90分以上のロングメニューや複合的な施術(アロマ+ヘッドスパなど)が好まれる傾向にあります。
ハイエンド顧客に選ばれるための施策
では、そんなハイエンド層に「選ばれる」セラピストになるためには、どんな準備や工夫が必要なのでしょうか?
プレミアム感のある施術メニューを用意する
ハイエンド層は、一般的なメニュー名にはあまり惹かれません。「アロマトリートメント60分」よりも、「睡眠の質を高める“深眠アロマリカバリー”90分」など、テーマ性・専門性・高級感のあるネーミングが効果的です。
また、施術内容にもプレミアム感を。以下のような工夫が有効です。
- 高品質なオイルやアロマの使用
- 一人ひとりの悩みに合わせたカスタマイズ施術
- 施術前後の丁寧なカウンセリングとティーサービス
価格が高いからこそ、「その価格の理由」が明確であることが重要です。
サロンの雰囲気や接客をワンランク上にする
ハイエンド層は、施術だけでなく“空間”や“空気感”も重視しています。
- 清潔で落ち着いた照明
- アロマの香りや静かな音楽
- 施術ルームの装飾、リネン類の質感
そしてもちろん、言葉遣いや立ち居振る舞いも大切です。「いらっしゃいませ」から「お帰りなさい」まで、一貫した丁寧さと品のある接客を心がけましょう。
特別感のある会員制やVIPプランを作る
「選ばれた人しか受けられない」という仕組みは、ハイエンド層にとって非常に魅力的です。
たとえば:
- 月額制の会員コース(毎月◯回の施術+特典)
- VIPメンバー限定のメニューや先行予約枠
- バースデー特典や季節の贈り物などのサプライズ
「私だけのケアが受けられる」という体験が、長期的な関係性へとつながります。
ハイエンド層にアピールする方法
良い施術やサービスを用意しても、“知ってもらえなければ選ばれない”のが現実です。ハイエンド顧客に届くような情報発信も大切です。
SNSやブログで高単価施術の価値を伝える
「高単価メニューは宣伝しにくい」と思っていませんか?実は、価値を丁寧に伝えることで、価格よりも“納得感”を与えることができます。
施術に込めた想いや効果、実際のお客様の声などを、ストーリーとして紹介しましょう。
例:
「肩こりだけじゃなく、自律神経の乱れにも関係しているんです。今回の施術では…」
「睡眠に悩んでいたお客様が、初めて朝スッキリ目覚めたと感想をいただきました」
こうした投稿は、「質の高い施術を探している人」にしっかり響きます。
ターゲット層が集まる場所での広告やPRを強化する
ハイエンド層は、SNSだけでなく「実際の体験」や「信頼ある媒体」からの情報に価値を感じています。
- 高級ヘアサロンやネイルサロンへのチラシ設置
- 美容院・ヨガスタジオとのコラボキャンペーン
- 富裕層向けフリーペーパーや地域情報誌への掲載
“自分と似た人が通っている場所”での認知が、信頼と興味を生み出します。
口コミを活用し、高品質な施術を求める人へリーチする
「紹介が一番信用できる」と考えている人は、ハイエンド層に多く存在します。
指名のお客様から「よかったらご紹介ください」と一言添える、紹介カードを渡す、SNSで体験を投稿してもらうなど、自然な形で口コミが広がる仕組みを作りましょう。
紹介者・紹介された方の両方に特典をつけると、効果がより高まります。
ハイエンド顧客が増えれば、収入も安定しやすくなる!
ハイエンド顧客は、価格ではなく“価値”を見て選びます。そして一度信頼を得られれば、長く通ってくれる心強いリピーターになります。
高単価メニューを無理に売り込む必要はありません。“あなたの施術だからこそ受けたい”と思ってもらえるような、
- プレミアムなメニュー構成
- 上質な空間と接客
- 共感を生む発信やPR
この3つを少しずつ整えていけば、自然と「高くてもまた受けたい」というお客様が集まりはじめます。
今後もこのブログでは、セラピストが「自分らしい働き方」で「無理なく安定した収入」を得られるためのヒントを発信していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。あなたの技術と想いが、必要としているお客様に届きますように。
