キャンペーンをやっても効果がない…売れるキャンペーンの作り方
「季節のキャンペーンをやってみたけど、反応がイマイチだった…」「割引をしてもリピートにつながらない…」
そんな経験をしたことがあるセラピストさん、多いのではないでしょうか?
私もサロン勤務時代、何度も「とりあえずキャンペーンをやってみよう」と動いては、「思ったほど集客にならなかったな…」と肩を落としたことがあります。でも、ある時から“売れるキャンペーンの共通点”に気づき、それを意識して組み立てるようになってからは、キャンペーンがしっかり新規集客・売上につながるようになりました。
大切なのは、「とにかく割引をすれば来てくれるだろう」という感覚ではなく、“誰に、何を、どんな目的で届けるか”を明確にすることです。
今回は、過去にキャンペーンで失敗した経験のあるセラピストさん、これから初めてキャンペーンに挑戦しようとしている方に向けて、「売れるキャンペーン」の作り方と、リピートにつなげるための考え方をお伝えしていきます。
キャンペーンの目的を明確にしないと、売上につながらない!
キャンペーンは、「売上アップ」「集客」「新メニューのお試し」「空き枠の埋め合わせ」など、さまざまな目的で行われます。
ですが、ただ「なんとなく割引すれば来るだろう」と始めてしまうと、その場しのぎで終わってしまい、かえって収益が下がる原因になることも…。
まず大事なのは、「このキャンペーンで何を達成したいのか?」という目的をハッキリさせることです。
例えば:
- 新規のお客様を増やしたい → 初回体験価格の導入
- リピーターを増やしたい → 回数券や定額コースへの導線づくり
- 既存顧客の来店頻度を上げたい → 期間限定特典で再来店を促進
目的が明確になると、キャンペーンの内容も、伝える言葉も、告知の仕方も変わってきます。だからこそ、準備段階での設計がすべてのカギなのです。
売れないキャンペーンの特徴
売れないキャンペーンには、いくつか共通した「失敗の原因」があります。まずはそのパターンを知っておくことで、自分の企画を見直すヒントになります。
お客様にとって魅力が薄い
たとえば「10分延長無料」や「100円引き」など、内容が弱すぎると「別に今じゃなくてもいいか」と思われてしまいます。
セラピストとしてはサービスのつもりでも、お客様にとっては「わざわざ来店する理由」になっていないこともあります。
割引があるだけで、継続につながらない
初回だけ激安にしても、その後に続く仕組みがなければ、1回だけで終わってしまいます。「お得だったから来たけど、別にリピートする理由はないかな」という状況をつくってしまうと、収益的にはマイナスです。
ターゲットが曖昧で、誰向けかわからない
「全員対象!お得なキャンペーン!」という言葉は、一見魅力的に見えて、実は誰の心にも響きません。
たとえば「在宅ワークで肩こりがひどい女性へ」「育児中のママ限定」など、ターゲットが明確な方が、「私のためのキャンペーンだ」と感じてもらいやすくなります。
売れるキャンペーンの作り方
では、どうすれば“選ばれる”キャンペーンが作れるのでしょうか?ここでは、実際に反応が良かった構成要素を3つご紹介します。
期間限定+特典で「今すぐ申し込みたい」と思わせる
「期間限定」は鉄板です。「今月末まで」「3日間限定」など、時間的な“希少性”を加えることで、お客様の行動意欲が高まります。
さらに、
- オプションサービス付き
- ギフト券付き
- 次回使える割引付き
など、“特典”を加えることで、単なる割引以上の「得した感」が生まれ、より申し込みにつながりやすくなります。
新規とリピーター向けのキャンペーンを分ける
効果的なキャンペーンは、「誰に向けたものか」がハッキリしています。
- 新規のお客様には:初回体験価格、カウンセリング付き、リピート特典付き
- リピーターには:次回来店割、オプション無料、友達紹介キャンペーンなど
このように、「相手によって内容を変える」という視点を持つだけで、受け取った側の反応は大きく変わります。
SNS・LINEを活用し、告知を徹底する
せっかく良いキャンペーンを作っても、「知ってもらえない」ことには意味がありません。Instagram、LINE、ストーリーズ、メルマガ、ブログなど、自分の持っている媒体すべてで発信しましょう。
大切なのは、「何度も繰り返し伝える」ことです。1回の投稿で予約が殺到することはまずありません。
・カウントダウンで残り日数を伝える
・お客様の予約状況を紹介する(残り○枠)
・受けた方の声をシェアする
といった形で、「今、動いた方がいい」と感じさせる工夫が効果的です。
キャンペーン後にリピーターを増やす方法
キャンペーンで来てくれたお客様を“一度きり”に終わらせないために、必ず「その後の導線」を用意しておきましょう。
回数券や定額プランにつなげる仕組みを作る
施術後に「今回のような内容が気に入っていただけたら、継続的に受けるとより効果的です」と伝えましょう。
さらに、
- 3回回数券で1回分がお得
- 月2回の定額プランで特典付き
- サブスク会員限定の特別メニューあり
など、続けるメリットが明確になっていれば、自然とリピートにつながりやすくなります。
次回来店のメリットを伝える
・次回の予約を今していただければ、○○オイルをプレゼント
・1ヶ月以内の再来店で、施術時間+10分サービス
といった、“再来の動機”を提示しましょう。
お客様が「来ても来なくても同じ」という状態ではなく、「来た方が得」という状況をつくることが、リピートの鍵です。
売れるキャンペーンは、戦略的に設計することが重要!
キャンペーンは、ただ開催すれば成功するものではありません。売上につなげるには、“戦略的な設計”が必要不可欠です。
- 誰のためのキャンペーンかを明確にする
- 今すぐ申し込みたくなる理由(特典や期間)を用意する
- 来た人をリピーターに変える仕組みを組み込む
この3つを意識するだけでも、キャンペーンの反応率や売上効果は大きく変わります。
「何となくキャンペーンやってみようかな」ではなく、「この目的のために、こういう内容で届けよう」と考えることで、あなたのキャンペーンは“売れる仕掛け”へと変わっていきます。
今後もこのブログでは、セラピストの皆さんが自分らしく働きながら、売上を安定させていくための実践的なヒントをお届けしていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。あなたのキャンペーンが、集客・売上・リピートアップにつながるきっかけになりますように。
