「指名を増やす=収入UP!」指名されるセラピストの特徴と習慣
「もっと安定して稼げるようになりたい」
「フリーのお客様ばかりだと、先が不安」
「指名が増えたら、自信にもつながるのに…」
これは、現場で働くセラピストの多くが感じているリアルな声です。
特に業務委託や歩合制で働くセラピストにとって、指名の数=収入の安定と言っても過言ではありません。
私自身、最初は指名ゼロからのスタートでした。
施術には自信があっても、なかなか指名につながらず悩んだ時期もあります。
でも、あることを意識するようになってから、少しずつ指名が増え、結果として収入も気持ちも安定していきました。
今回はそんな経験をもとに、「指名されるセラピスト」に共通する特徴と、日々の習慣をご紹介していきます。
指名を増やすことで、収入は劇的に変わる!
まずお伝えしたいのは、指名が増えると、収入だけでなく働き方そのものが変わるということ。
たとえば…
- シフトに入れば、自然と予約が埋まる
- 「あなただから来た」と言ってもらえる安心感
- 価格UPや独立を考えるときにも後押しになる
指名がつくことで、お客様との信頼関係が深まり、働く側としても「続けたい」「もっと成長したい」と思えるようになります。
一方で、指名が少ないと、
- 日によって収入が不安定になる
- 「このままで大丈夫かな」と不安になる
- 自信をなくしてしまう
というように、気持ち的にも消耗しやすくなってしまうのです。
では、同じような施術をしていても、「指名が増える人」と「なかなか増えない人」には、どんな違いがあるのでしょうか?
指名が増えるセラピストと、増えないセラピストの違い
① 施術のスキルは同じなのに、なぜ差がつくのか?
リラクゼーション業界では、「施術が上手=指名が増える」と思われがちですが、実際はそれだけでは不十分です。
指名が多いセラピストは、「技術+α」の部分に力を入れています。
- お客様との会話の間(ま)を大切にしている
- 来店時・施術後の印象が丁寧
- 施術中の気配りや対応がスムーズ
つまり、「この人にお願いしたい」と思ってもらえる“安心感”や“心地よさ”を提供しているのです。
② 「お客様がリピートしたくなる接客」とは?
一度施術を受けただけでリピートするかどうかが決まることも多いですよね。
そのとき重要なのは、「またこの人にお願いしたい」と思ってもらえる“印象づけ”ができているかどうか。
たとえば…
- 「以前、肩が張っているっておっしゃってましたよね」と言われたら?
- 「前回よりだいぶ柔らかくなってますよ」と伝えてくれたら?
たったそれだけの一言で、「覚えてくれてる」「気にかけてくれてる」という嬉しさが生まれ、指名につながっていきます。
③ 信頼関係の築き方で、指名数が変わる
指名を増やすうえで最も大切なのは、“この人は自分の体をわかってくれている”という信頼感です。
施術がすべて終わったあと、お客様が「今日もスッキリした!」だけでなく、
「この人に任せておけば安心」と思えるかどうか。
その信頼感をつくるためには、小さな積み重ねが必要になります。
指名を増やすための具体的なアクション
ここからは、すぐに実践できる「指名を増やすための行動」を紹介していきます。
① お客様の名前と悩みを記憶し、次回の施術に活かす
人は「自分のことを覚えてくれている」と感じた瞬間に、一気に心を開いてくれます。
- 名前を呼ぶ
- 前回の悩みに触れる
- 少しの変化に気づく
これだけで、お客様との距離はぐっと近づきます。
もし記憶が苦手なら、施術カルテやメモを活用して、接客の前にチェックする習慣をつけましょう。
② 施術前後のフォローを徹底し、「特別感」を演出する
施術の時間だけでなく、前後の対応で“あなたらしさ”を感じてもらうことも重要です。
- 施術前に「今日はどんな疲れを感じていますか?」と丁寧に聞く
- 施術後に「このあと、できれば少し水分を多めにとってくださいね」とアドバイス
- 次回の目安を伝える「2週間後くらいにまたケアするとベストですよ」
こうしたフォローがあるだけで、お客様は**「私に合わせて考えてくれている」と感じ、自然と指名につながります。**
③ お客様の声を活かした接客改善をする
「気づいたらずっと同じ接客になっている…」という方は、お客様の反応をヒントに改善ポイントを見つけましょう。
- 無言の時間が長すぎていないか?
- 圧が強すぎたり、弱すぎたりしていないか?
- 雰囲気が緊張感ありすぎていないか?
時には、「今日の圧、大丈夫でしたか?」と聞いてみるだけでも、改善点が見えてくることがあります。
「指名が多い人」の習慣を取り入れる
指名が多いセラピストが日常的にやっている習慣には、共通する特徴があります。
① お客様に合わせた会話の仕方を工夫する
すべてのお客様に同じ接し方をしていては、満足度は上がりません。
- 静かに過ごしたい方には、ゆったりした声で、最小限の会話
- 話したいお客様には、共感を意識したリアクションを
- 質問好きな方には、施術についてしっかり説明する
相手に合わせた会話スタイルを身につけることで、「またあの人に会いたい」と思ってもらいやすくなります。
② 施術の流れや圧のかけ方をパーソナライズする
「肩が気になる」と言われたら肩だけを重点的にする…ではなく、
根本原因や前回の様子を踏まえた“オーダーメイド施術”ができるかがカギ。
その人の体のクセや、施術中の反応を見ながら調整していく力は、まさに“指名される力”です。
③ 「この人じゃなきゃダメ」と思わせる独自の強みを作る
特別な技術や資格がなくても、自分ならではの特徴は作れます。
- 極上のヘッドマッサージ
- 会話でホッとできる安心感
- タッチが優しくて気持ちいい
どんな些細なことでもOK。それが、あなたの「指名される理由」になります。
指名を増やすことが、収入アップの最短ルート!
セラピストにとって「指名される」ということは、
技術や接客が“お客様にしっかり届いている”という証です。
そして、指名が増えることで、
- 安定した収入
- モチベーションの向上
- キャリアアップや独立の選択肢が広がる
といった、働き方の自由度もどんどん広がっていきます。
最初は少しずつで大丈夫。
今日から、「お客様に“またお願いしたい”と思ってもらえるには?」を意識しながら、日々の接客を積み重ねていきましょう。
その積み重ねが、あなたにしかできない接客・施術スタイルとなり、**唯一無二の“指名されるセラピスト”を育てていくはずです。