「やる気が出ない…」セラピストがモチベーションを維持する方法|ミライサロン

「やる気が出ない…」セラピストがモチベーションを維持する方法

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最近、仕事が楽しくない…そんなときどうする?

「昔はもっと楽しく働けていたのに…」
「最近、施術してても気持ちが入らない」
「やる気が出ないけど、理由がよくわからない」

セラピストという仕事は、やりがいもあり、人の役に立てる素晴らしい職業です。
でも、どんなに好きな仕事でも、長く続けていれば“やる気が出ない時期”が訪れることもあります。

かく言う私も、サロン勤務の中で「もうマンネリかも…」「何のためにやってるんだっけ?」と感じたことが何度もあります。

そんな時、無理に「頑張ろう!」と気合いで乗り切るのではなく、「どうしたら、もう一度気持ちを取り戻せるか」を考えることが大切です。

今回は、セラピストのやる気が落ちる原因と、モチベーションを維持・回復するための具体的な方法をお伝えします。

セラピストのモチベーションが下がる原因

やる気が出ないと感じる背景には、いくつかの共通する理由があります。
自分の中で何がモヤモヤしているのか、まずは整理してみましょう。

毎日同じことの繰り返しで飽きる

セラピストの仕事は、基本的に「施術→片付け→次のお客様」の繰り返し。
やることがルーティン化しやすく、どうしても新鮮味が薄れてしまいがちです。

・毎日同じ部位をほぐしている
・同じメニューばかりで変化がない
・やっていることに成長を感じられない

そんな“慣れ”が積み重なると、「楽しさ」や「やりがい」が感じにくくなってしまいます。

指名が増えず、自信がなくなる

「この人にまたお願いしたい」と言われる喜びは、セラピストにとって大きなやる気の源です。

でも、努力してもなかなか指名が増えないと、

・「自分は向いてないのかも…」
・「やっても結果が出ないし…」
・「あの人のほうが人気あるし…」

と、ネガティブな気持ちが湧いてきてしまいます。

指名数=評価と感じてしまうと、自信を失いやすくなります。

収入が思ったほど伸びない

頑張って施術に入っても、思ったより収入が増えず、やる気が下がる原因になることもあります。

・歩合制なのに指名が少なくて稼げない
・指名があっても単価が低くて伸び悩む
・忙しいだけで報われていない気がする

時間や体力を使っているのに、それに見合う収入が得られないと、「何のために頑張ってるんだろう」と虚しさを感じてしまいます。

お客様や職場の人間関係に疲れる

技術的な部分より、精神的なストレスのほうがやる気に影響を与えることもあります。

・苦手なお客様との対応に疲れる
・職場の人間関係がギスギスしている
・気を遣いすぎて、施術以外で消耗する

「またあの人に会うのか…」と思うだけで、出勤が憂うつになることも。
人と関わる仕事だからこそ、心のコンディションが大きく左右されます。

モチベーションを維持するための5つの方法

やる気が落ちたとき、「辞める」以外にもできることはたくさんあります。
ここでは、セラピストが気持ちを立て直すためにできる具体的な方法を5つご紹介します。

新しい技術を学び、刺激を得る

同じ施術ばかりでマンネリを感じているなら、新しい技術や知識に触れてみましょう。

・オイルトリートメントやヘッドスパなど、未経験の手技に挑戦
・オンライン講座やセミナーで最新のケア方法を学ぶ
・技術以外でも、接客術やカウンセリングを学んでみる

学び直すことで、「やっぱりこの仕事、面白いな」と思える瞬間が増えていきます。

資格を取ったり、新しい施術を身につけることで、自信にもつながりやすくなります。

施術のやりがいを見つけ直す(お客様の変化に注目)

「今日のお客様、肩の動きが良くなったな」
「前回よりもリラックスしてくれている気がする」
「顔色が明るくなった!」

こんな“小さな変化”に気づけると、やる気が少しずつ戻ってきます。

お客様の身体の変化や反応に目を向けることで、「自分の仕事が誰かの役に立っている」と実感できるようになります。

日々の中にある“喜びの種”を見逃さないことが、やりがいを取り戻す第一歩です。

お客様との「ありがとう」を大切にする

お客様からの「ありがとう」は、セラピストにとって最高のご褒美です。

・「本当に気持ちよかったです」
・「また来たいです」
・「あなたにやってもらえてよかった」

こうした言葉を、ただ聞き流すのではなく、「自分が与えた価値」として受け取るようにしてみてください。

メモに残したり、日記に書いておくと、落ち込んだときに自分を励ましてくれる“お守り”にもなります。

小さな目標を設定して達成感を得る

大きな目標ばかりを追いかけていると、「全然達成できない…」と挫折しやすくなります。

・「今週は施術中に1回はお客様に笑顔で話しかけてみる」
・「今月はセルフケアのアドバイスを必ず1回伝える」
・「ひとつだけ技術の改善ポイントを意識して練習する」

こうした“小さな目標”をクリアすることで、「できた!」という感覚が積み重なり、自然とやる気が戻ってきます。

目標は自分にしかわからないくらいの小ささで大丈夫。
続けることで、自己肯定感もアップします。

仕事とプライベートのバランスを見直す

やる気が出ない原因が「疲れすぎ」「働きすぎ」から来ていることも少なくありません。

・休日に仕事のことを考えない
・施術以外の趣味や楽しみを持つ
・一人の時間を意識的に確保する
・好きなカフェでのんびりする時間をつくる

プライベートを充実させることで、「仕事を頑張ろう」と思える心の余白が生まれます。

まずは“自分のための時間”を大切にして、心を整えていきましょう。

楽しく働くために、自分の気持ちを大切にしよう!

やる気が出ないと感じるのは、悪いことではありません。
それは、「このままじゃ苦しいよ」という、心からのサインです。

仕事に慣れてきたからこそ見える壁、思うようにいかない現実――
それでも、あなたが「この仕事を選んだ理由」や、「お客様の笑顔に喜びを感じた瞬間」は、今でもちゃんと心の中にあるはずです。

モチベーションを保つために、毎日大きな目標を持つ必要はありません。
小さな変化に気づき、自分をねぎらいながら、少しずつ前に進んでいけば大丈夫。

楽しく働くために、まずは自分の気持ちを大切にしてあげてください。
あなたが笑顔でいられることが、きっとお客様の癒しにもつながっていきます。

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