「このセラピスト、なんか違う…」お客様が違和感を感じるNGマナーとは?|ミライサロン

「このセラピスト、なんか違う…」お客様が違和感を感じるNGマナーとは?

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なんとなく違和感を持たれるセラピストの共通点とは?

「特に悪いことをしたわけじゃないのに、リピートにつながらない…」
「技術はちゃんとあるのに、なぜかお客様に選ばれない…」
「他のセラピストと何が違うのか、正直わからない…」

そんなふうに悩んでいる方、意外と多いのではないでしょうか。

実は、お客様が「もう一度この人にお願いしたい」と思うか、「なんとなく違ったな…」と思ってしまうかは、ほんの小さな“マナー”の差によって生まれることがあります。

つまり、施術の良し悪しだけではなく、「接客の雰囲気」「マナーや所作」「気遣いの細かさ」が、お客様の印象を大きく左右しているということです。

今回は、お客様が違和感を抱きやすいNGマナーと、良い印象を残すための改善ポイントについて、具体的にご紹介していきます。

お客様が「なんか違う」と感じるNGマナー

どんなに技術が高くても、「この人、なんか微妙だったかも…」と感じさせてしまう行動があります。
しかも、その違和感は“言葉にできないレベル”のものが多く、セラピスト本人は気づきにくいのが厄介なところです。

ここでは、現場でよくあるNGマナーを5つピックアップします。

施術前後の挨拶が適当

施術の技術以上に大切なのが、“始まりと終わりの印象”。
ここで気持ちよく挨拶ができていないと、お客様の満足度は大きく下がってしまいます。

・声が小さい
・笑顔がない
・目を見ていない
・あいまいなトーンでボソボソ話している

「よろしくお願いいたします」「本日はありがとうございました」と、しっかり伝えるだけでも、安心感はグッと高まります。

第一印象と最後の印象が良ければ、施術中の多少のミスもカバーできることもあるくらい、実は大事なポイントです。

清潔感が足りない(服装・爪・髪型など)

お客様に直接触れる仕事だからこそ、「見た目の清潔感」はとても重要です。

・制服にシワや汚れがある
・爪が伸びている、マニキュアが剥げている
・髪が乱れている、フケが目立つ
・香水や整髪料のにおいがきつい

どれも“直接指摘されることのない違和感”ですが、一度でも「不快かも」と思われてしまうと、リピートにはつながりません。

見た目に無頓着な印象は、施術への信頼感にも関わってきます。

タオルやオイルの扱いが雑

タオルを乱雑に掛ける、オイルをこぼしてそのまま放置する――
こういった細かな所作の積み重ねが、お客様の快適さを左右します。

・顔の上に置いたタオルがずれている
・タオルが湿って冷たくなっている
・オイルが手からポタポタ垂れている
・ベッド周りが汚れているのに気づかない

お客様は施術中、無防備な状態で過ごしています。
その分、「扱われ方」にはとても敏感。
丁寧さが足りないと、どれだけ技術があっても「雑な人」と感じられてしまいます。

施術中の力加減を確認しない

「力加減はいかがですか?」
この一言があるかどうかで、施術の印象が大きく変わります。

・強すぎて痛かったけど、我慢してしまった
・弱すぎて物足りなかったけど、言いにくかった
・途中で変えてほしかったけど、タイミングがなかった

お客様の多くは、“施術のプロ”である私たちに遠慮して、言いたいことを我慢してしまいます。

だからこそ、こちらからこまめに確認することで、安心感と満足度が高まります。

施術後、あっさりと終わらせてしまう

施術が終わったあとに、無言で退出したり、淡々と「お疲れさまでした〜」と済ませてしまっていませんか?

・特に感想やフォローがない
・次回の提案がない
・「ありがとうございました」の一言だけで終わる

お客様にとっては、施術後こそ“印象に残る時間”です。
最後にもう一歩、丁寧に関わることで、「またこの人にお願いしたい」と感じてもらえるチャンスになります。

「良い印象を残す」ための接客改善ポイント

では、どのような対応を心がければ、お客様に好印象を持ってもらえるのでしょうか。
明日から実践できる、具体的なポイントをご紹介します。

施術前後のちょっとした会話で安心感を与える

最初と最後の会話は、「この人、感じが良いな」と思ってもらうための大きなチャンスです。

・「本日はどうぞよろしくお願いします」
・「お身体で気になるところ、ありますか?」
・「今日は肩のハリが強かったですね」
・「お疲れが溜まっていたようなので、しっかり流しましたよ」

こうした一言一言が、お客様との信頼関係を深めてくれます。

丁寧な会話は、“技術の良さ”をより印象づけてくれるスパイスのような存在です。

施術中も適度にお客様の反応を確認する

力加減、体勢、温度、会話量――
施術中は「快・不快」が変化しやすいため、定期的にお客様の反応を確認することが大切です。

・「強さ、大丈夫ですか?」
・「寒くないですか?」
・「お痛みがあればすぐ言ってくださいね」

一言声をかけるだけで、お客様は「自分のことを気にかけてくれている」と感じます。

それが安心感につながり、「またこの人にお願いしたい」という気持ちを育てていくのです。

気配りのある施術を意識する(タオルの扱い・温度調整など)

“丁寧さ”や“気配り”は、施術のレベルを底上げしてくれる大切な要素です。

・タオルの端をきちんと折る
・冷えやすい場所を重点的に温める
・会話をしすぎず、お客様の雰囲気に合わせる

これらの“当たり前のこと”を、手を抜かずに積み重ねることが、「この人、丁寧だな」という印象につながります。

良い印象は、細かい部分の積み重ねによって生まれるもの。
技術力に自信がないときほど、“丁寧さ”で差をつけてみましょう。

指名されるセラピストは、細かいマナーを大切にしている!

指名をたくさん取るセラピストほど、「技術だけでは選ばれない」ことを知っています。
だからこそ、挨拶、清潔感、会話、所作――あらゆるマナーを丁寧に、当たり前のようにこなしているのです。

逆に言えば、ちょっとしたマナーの改善だけで、今よりもっとお客様に選ばれる可能性が高まるということでもあります。

・指名がなかなか増えない
・施術には自信があるのに、リピートが少ない
・お客様の反応がいまいち読めない

そんな悩みを感じている方は、ぜひ一度、自分の接客マナーを振り返ってみてください。

「なんとなく違う」と思われていた小さな違和感が、「またお願いしたい」に変わるきっかけになるかもしれません。

細かいマナーを大切にすること――それが、指名されるセラピストへの第一歩です。

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