「セラピストに向いている人・向いていない人」違いを徹底解説!
セラピストに向いている人・向いていない人の違いとは?
「私ってこの仕事、向いてるのかな…?」
「頑張っているけど、なかなか上手くいかない…」
「興味はあるけど、自分にできるかどうか不安…」
セラピストとして働いている人も、これから目指そうとしている人も、一度はそんな疑問や不安を抱いたことがあるのではないでしょうか。
実際、サロンで新人さんの教育をしていると、「この人はきっと伸びるな」と感じる方もいれば、「ちょっと苦労するかもしれないな」と感じる方もいます。
でも大前提として、“向き・不向き”はあくまで「現時点での傾向」でしかありません。
最初は不器用でも、考え方や取り組み方次第で、しっかりと成長していく方もたくさん見てきました。
今回は、セラピストに向いている人・向いていない人の特徴を整理しながら、向いていないと感じたときにどう成長していけるかも一緒に考えていきます。
セラピストに向いている人の特徴
まずは、セラピストとしての適性が高いと感じる方に共通するポイントから見ていきましょう。
人を癒すことにやりがいを感じる
セラピストにとって最も大切なのは、「誰かのために役立てることが嬉しい」と思える気持ちです。
・「ありがとう」の言葉にやりがいを感じる
・「気持ちよかった」と言われると自分も嬉しくなる
・相手がリラックスしていく様子を見ると満たされる
こういった気持ちが自然に湧く方は、仕事を続けるうえで大きなエネルギーを持っています。
技術はあとから身につけることができますが、「人を癒したい」という想いがある人は、それだけで十分な原動力になります。
聞き上手で、お客様との会話がスムーズ
施術の仕事といっても、“無言”では成り立ちません。
特にリラクゼーションの現場では、お客様の話をよく聞き、安心感を与えるコミュニケーション力が求められます。
・話すよりも、聞くほうが得意
・相手のペースに合わせて会話できる
・「この人、話しやすいな」と思ってもらえる
こういった聞き上手な方は、お客様にとって“居心地の良い存在”になりやすく、指名にもつながっていきます。
体力があり、長時間の施術でも集中力を維持できる
セラピストの仕事は、見た目以上に“体力勝負”です。
1日5〜6名の施術に入る日もあれば、ずっと立ちっぱなしのこともあります。
・同じ姿勢でも身体に負担がかかりにくい
・力加減をコントロールする筋力や柔軟性がある
・最後のお客様まで集中力を切らさずに施術できる
こういった体力面・集中力のある方は、身体を壊さず長く続けやすいです。
もちろん、最初は慣れない筋肉の使い方で疲れることもありますが、日々のストレッチやケアである程度カバーできます。
セラピストに向いていない人の特徴
では反対に、「ちょっとこの仕事は合わないかもしれない」と感じる傾向にはどんなものがあるのでしょうか。
人と接するのが苦手で、コミュニケーションが億劫
セラピストは“対人サービス”である以上、完全に無口・無愛想では通用しません。
・お客様と目を合わせるのが苦手
・施術前のカウンセリングが苦痛に感じる
・会話が広がらず、沈黙が気まずいと感じる
こうしたタイプの方は、最初のうちはとても緊張すると思います。
もちろん、無理に明るく振る舞う必要はありませんが、「相手を思いやる気持ち」があれば、少しずつ乗り越えていくことは可能です。
肉体労働に耐えられず、すぐに疲れてしまう
施術は手先だけでなく、全身を使って行う仕事です。
・手がすぐに痛くなる
・立ちっぱなしで腰に負担がかかる
・1日数人で限界になってしまう
こうした身体の不調が頻繁にある場合は、フォームを見直すか、まずは勤務ペースを調整する必要があります。
体力に自信がない方でも、「無理のない施術スタイル」や「短時間メニュー中心」で働く方法もありますので、やり方次第で乗り越えられることも多いです。
施術よりも、お金を最優先に考えてしまう
「とにかく稼ぎたい」「効率よくお金を得たい」という考えが強すぎると、この仕事は辛くなってしまうことがあります。
なぜなら、リラクゼーション業界は、短期的にガツンと稼げる業種ではないからです。
・一人ひとりのお客様と信頼関係を築く
・地道なリピートが収入につながる
こうした“コツコツ型”の働き方が合わないと、やりがいや収入面のバランスが取りにくくなります。
お金のためだけに働くのではなく、「どうすれば満足してもらえるか」を考えられる人ほど、結果的にお客様から選ばれ、収入も伸びていきます。
向いているかどうかより、どう成長するかが大切!
ここまで「向いている人・向いていない人」の特徴を見てきましたが、最初にもお伝えした通り、すべては“今の傾向”でしかありません。
最初は向いていなかったとしても、 ・接客に慣れてきたら会話が楽しくなった
・体の使い方を工夫して、疲れにくくなった
・お客様からの「ありがとう」にやりがいを見出せた
という風に、少しずつ変化していくことは大いにあります。
大切なのは、「どうやったらもっと心地よく働けるか」を自分自身で考え続けることです。
自分の苦手な部分に気づける人ほど、伸びしろは大きい。
「向いていないかも」と感じたときこそ、変化のチャンスです。
“セラピストとしての自分”を育てていく気持ちで、一歩ずつ前に進んでいきましょう。
この仕事は、向いているかどうかより、「どう成長していくか」が何よりも大切です。